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ミランのあれこれ。インタビューとかも。

【インタビュー】イスマエル・べナセル

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[Gazzetta dello Sport]

ラツィオ戦の結果については申し訳なく思う。過去にメッザーラでプレーしていたが、ここ1年半くらいはレジスタでプレーしているよ。今まで多くの事を学んできたが、上手くなっているかと聞かれたらまだ足りなすぎる。課された役割ともっと向き合って、チームリーダーになるように成長しなければいけない。チームメイトを助けるパス、崩しを理解する必要があるね。それに困難な状況を乗り越える術を身につけることも必要だ。ボールをサーチするテクニック、プレス回避するテクニックなど戦術的に成長することが多くあるよ。』

(ミランでプレッシャーを感じているか?)
エンポリと環境は違えどサッカーをやるという点は一緒だ。ミランはより強いチームメイトがいるのでプレッシャーは感じない。それに僕はプレッシャーを乗り終える方法を知っているんだ。確かにエラーはあるけどもそれが原因ではないよ。繰り返しになるけど僕は成長しなければいけない。そしてミラン移籍は僕にとってベストな選択だった。』

(ユーベ戦は勝機があるのか?)
『もちろんだ。僕らはミランだ。レッチェもユーベ相手にドローと奮闘した。相応しいメンタルで挑めば勝てるチャンスはある。』

(ピオーリに要求されていることは?)
『ジャンパオロと比較するとより攻撃的なサッカーで、監督と選手との距離が近い。いつでも話せる環境だ。ピオーリからどうプレーするかをマンツーマンで指示を受けたよ。ボールを保持したらすぐに前に展開せず、時間をかけてゲームコントロールしろと言われたね。』

(助けてくれるチームメイトはいる?)
『ロッカールームでよく話すのはレイナだね。フィオレンティーナ戦でミスを犯して負けてしまった時もレイナ、ビリアが励ましてくれた。ビリアも同じポジションだけどよく助けてくれる。カピターノ(ロマニョーリ)もね。』

(ミランは何がいけないのか?)
フットボールは細部のプレーが重要だ。そこでミスをしてしまうと連携が狂ってしまう。チームの集中力も欠けているとも思う。僕らはそれを分かっているし悔しい思いをしている。ミランは歴史的なクラブでサポーターの為にも立ち上がらないといけない。時間がかかっているけど僕らの仕事を着実にこなして先を見据える事が重要だと思うよ。』

(チームの目標は?)
『トップに出来るだけ近い順位に行く事だろう。当然CL、EL出場も視野に入っている。』

(個人的な目標は?)
『僕はイニエスタヴェラッティからインスピレーションを受けてよくプレーも見ているよ。ピルロが現役の時はまだ幼かったのでライブのプレーを見た事はない。ピルロは最高の選手であり、ボバンはいつも彼の事を語っているよ。「あまり速くはないけどもボールがどこに行き、チームメイトがどこにいるかを常に把握していた。彼のポジショニングは完璧だった。」と言っていたね。今、彼のプレー動画を見て勉強している最中だ。』

(オフの日は何してる?)
『基本家にいるよ。妻と食事をしたり、時たま散歩に出かけたりするね。あとはずっと家にいる。1日5回祈りを捧げているけどロッカールームではやらない。宗教は僕にとってベースなんだ。ファッションも好きで、メディカルチェックに訪れた時の服装をよく来ているよ。まだ若いから着れるんだ。もっと大人になったらクラシックな服装に着替えるよ。』

(人種差別について)
『2019年になってもこのような事が起こるのは悲しい。』

(ミランの選手について)
『ドンナルンマは最強GKだね。テオ・エルナンデスとはU-フランス代表で共にプレーしていた。レオン、ケシエとはフランス語で話すよ。チャルハノールはロッカールームが隣なので仲良くなった。そしてクルニッチと再会できて嬉しいね。大のミラニスタである僕の兄貴、クルニッチからミランについて聞いたんだ。アフリカネイションズカップ中にクルニッチから電話があって「君は来るのか?みんな君を望んでいるよ。」とね。その時は「分からない。」とだけ答えた。ミラン移籍は僕のキャリアにおいてベストな選択だったと思っている。』